誰かのための涙。
ここしばらく誰かのために涙を流したことがない。
同時に誰かと笑い合ったこともない。
30代に過ごした数年間の結婚生活。
奥さんになってくれた人は、私がうつにかかったと告白した時、驚きと同時にたくさんの涙を流してくれた。
そばにいたのに気づけなくて、ごめんと。
時折このことを思い出す。たまらなく胸が苦しくなる。
私のことを心配してくれていたことを思い出す。
本当にありがとう。そして、本当にごめん。
このごめんには、たくさんの意味が込められている。
今日は目標分だけは歩いた。
明日は海へ行こう。そして、一日ぼんやりと過ごす。
多分このことを何度も思い出すだろう。
また明日。